東京貴金属見通し=金は強含みの展開か

2012/11/09 17:12:57

<金>
 今週の東京金は下振れて始まった後、オバマ大統領再選に伴う金融緩和の長期化観測などを受けNY金が上昇したため、地合いを回復させての越週となった。
 来週は米国で懸念されている「財政の崖」回避に向けて、大統領がどのような姿勢を示すかがポイントとなりそう。党派対立を克服し、融和を呼び掛けているものの、容易に決着することはないとみられている。選挙休会していた米議会は13日に再開し、本格的な与野党の攻防が始まる。対立が激化すればするほどドル安によりNY金は買い進まれ、国内金も円高による売りをこなしながら水準を切り上げるであろう。
 来週の先限予想中心レンジは4380円〜4580円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。一時上伸する場面もあったが、戻り売りに圧迫され、先限が4000円台を割り込む場面もあった。米大統領選が終わり「財政の崖」問題に関心が移行したことや、欧州債務問題の再燃を受けて、米株式市場が急落。景気後退への懸念が強まったことで、自動車の排ガス除去装置の触媒など、工業用需要の比率が高い白金は売られる展開となった。
 今後は、南アのストを受けて供給減少見通しが強まっているため、安値では買い戻され、下げ幅は限られると予想できる。ただ、スペインやギリシャの支援問題の決着が長引いていることや、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が「景気回復の勢いは依然弱い」と発言したことで、欧州経済への不安感が相場を圧迫し上値も重いだろう。来週は4000円の節目を意識したレンジ取引になると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで3900円〜4200円。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ