東京貴金属見通し=金は押し目買い有利の展開か

2012/11/16 17:04:24

<金>
 今週の東京金は為替が大きく円安に振れたため、水準を切り上げる形での越週となった。
 来週も円の動きがポイントとなりそう。自民党に政権交代すれば、日銀への金融緩和圧力が強まりドル高・円安が進む、との見方が根強くあり円安の流れは容易に止まりそうにない。NY金は米国株安とドル高を嫌気し軟調推移を強いられているものの、「安全資産」として1700ドルが抵抗線となり下値は固そう。一方、国内金は4550円水準が上値の壁だが、この水準を超えればテクニカル買いによる踏み上げ相場が期待できる様相。押し目買いで対処し、上放れる時を待つ姿勢が得策と考える。
 来週の先限予想中心レンジは4400円〜4600円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。英貴金属大手ジョンソン・マッセイ社の需給レポート「プラチナ・2012中間報告」において、南アの鉱山ストの影響で鉱山生産高が落ち込み、世界的には供給不足になるとの見通しが示されたことから急伸し、東京市場は11月15日に高値4159円を記録し、23−24日にかけて空いた窓を埋める格好となった。
 英資源大手アングロ・アメリカンは15日、傘下のアングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)の保有する南アの白金鉱山のストライキが終結したと発表。また、7−9月期のユーロ圏実質GDP(域内総生産)が2期連続のマイナス成長となり、景気後退が示されたことなどが弱材料。ただ、世界的な供給不足が既に示されているため下げ幅は限定的と考える。ギリシャが債務不履行に陥るなど欧州問題が一段と悪化しない限り、売り一巡後は再度、上値を試す展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで4000円〜4300円。

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