東京貴金属見通し=金は押し目買い局面か

2012/11/30 17:03:53

<金>
 今週の東京金は、円安を背景に上放れた後、利食い売りが膨らみ乱高下する週となった。
 来週は今週の取引が上下にヒゲを伸ばし目先のボックスを確認した形となったことで、やや落ち着いた動きとなりそう。米財政の崖問題で進展があればNY金は動意付くであろうが、政府と議会の協議はこう着しており結論はまだ先になると見る。依然続くであろう円安基調が、来週も注目材料か。投票日が近づけば、自民党の安倍総裁から金融政策などについてさらに踏み込んだ発言が期待できる。押し目で買い拾い、更なる円安局面を待つ姿勢が得策と考える。
 来週の先限予想中心レンジは4500円〜4700円。

<白金>
 今週の東京白金は保ち合い。週明けにギリシャ支援合意に向けた臨時ユーロ圏財務相会合が開催され、米国の減税失効と歳出の自動削減開始が重なる「財政の崖」問題解決への協議進展への期待感から、白金価格は株式市場の回復につれる形で上伸した後は、高値圏でのレンジ取引となった。
 ユーロ圏財務相と国際通貨基金(IMF)がギリシャの債務削減で合意したことで、欧州経済への懸念が後退。欧州圏はディーゼル車の排ガス触媒用需要が多く、景気回復による自動車需要の増加期待などが支援材料。ただ、投資家の関心が、米国の「財政の崖」回避に向けた交渉へと移るなか一方向へは動きにくく、来週は引き続き保ち合い主導の値動きが続くと予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4100円〜4400円。

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