東京貴金属見通し=金は押し目買い有利か

2012/12/07 17:05:57

<金>
 今週の東京金はNY金が下落したため一段安となった後、下値で買い拾われ、週足ローソク線で59円幅の下ヒゲを伸ばした陰線で越週した。
 来週の注目材料は11〜12日の連邦公開市場委員会(FOMC)。年末で期限を迎えるツイストオペの期間延長や国債などの資産買い入れ観測の行方が気になるところ。今週ユーロ安・ドル高にもかかわらず、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が追加利下げの可能性を否定しなかったことでゴールドは上昇。市場には金融緩和に神経質になっているとの見方がある。為替相場は16日の衆院選投票日を控え、依然円安基調を維持している。押し目買い有利と判断すべき環境のようだ。
 来週の先限予想中心レンジは4450円〜4650円。

<白金>
 今週の東京白金は総じて軟調。3日に高値4338円をつけ、2ヶ月ぶりの高値をつけたものの買い方の手じまい売りに押し戻され、値位置を切り下げた後は狭い範囲での保ち合いとなった。
 南アの鉱山会社でのストは終了したものの、鉱山会社の生産高減少により、世界需給は供給不足見通しとなっていることや、米国での自動車販売台数の回復が支援材料となり、中・長期的な地合いは強い。ただ、短期的には、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がユーロ圏経済の経済見通しを下方修正したことや、米国の「財政の崖」問題を受け、欧米経済圏の先行き見通しに不透明感があるため積極的な買いも手控えられ、来週はレンジ取引のなかで方向感を探る展開になると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4100円〜4400円。

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