東京貴金属見通し=金は押し目買い姿勢が得策か

2013/01/04 17:44:15

<金>
 年末年始の東京金は、一段の円安を要因に地合いを引き締め水準を切り上げる展開となった。
 来週はNY金の不安定な動きを背景に乱高下を強いられそう。3日に公表された米連邦公開市場委員会議事録(12月11、12日開催分)で金融緩和の早期解除観測が浮上し、NY金の地合いは軟化している。ファンド筋の売り圧力が強まるようだと、節目の1600ドルを試す動きとなりそうだ。ただ、依然として円安の流れは止まりそうにない。下値は限定的か。NY安による押し目を待って買い拾う姿勢が得策と考える。
 来週の先限予想中心レンジは4570円〜4750円。

<白金>
 今週の東京白金は急伸。米国の「財政の崖」回避法案が米議会で可決されたことで経済回復への期待感が強まったことや、為替の円安・ドル高を受けた買いが入り、約2週間ぶりに4400円台をつけ、昨年12月13日に付けた高値4430円を上抜いたことで、4500円台も視野に入った。
 また、白金の主要生産国である南アフリカ共和国政府は、白金や鉄鉱石など未加工鉱物の輸出規制を行う方針を示している。採掘業者から国内の加工業者への一部販売を義務付け、同国内の金属加工業や白金を使用した燃料電池や自動車の生産拡大と雇用創出を目的とし、輸出を規制する訳ではない。しかし、同国からの輸出量減少につながる懸念もあり、今後発表される内容について警戒感があるため積極的な売りは手控えられ、当面は底堅い値動きが予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4200円〜4500円。

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