東京貴金属見通し=金は押し目買い有利か

2013/02/01 17:26:47

<金>
 今週の東京金先限は、円のじり安を背景に総じて堅調に推移し、上場来高値を更新する動きとなった。
 来週も円安基調が値位置を引き上げ、買い方有利で取引されそうだ。ドイツなどからは円安誘導を批判する発言が出ているものの、米国はこれまで静観姿勢。現水準なら容認できる円安水準との見方があり、流れは容易に変わりそうにない。日銀が2%の物価目標を導入したほか、安倍首相が自らの考えを理解してくれる人物を次期日銀総裁に選ぶと発言するなど、今後一段の金融緩和が見込まれることも円の先安観測を助長している。利食い売りによる押し目を待って、買い拾う姿勢が得策か。
 来週の先限予想中心レンジは4850円〜5050円。

<白金>
 今週の東京白金は高値保ち合い。世界第1位の白金生産高をもつ英資源大手アングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)が大規模な人員削減を延期することに同意したとの報が供給懸念を和らげ軟化する場面もあった。ただ、週末にかけて為替が急速に円安・ドル高へ振れたことで、東京白金は高止まりし、4900円台後半で保ち合う展開となった。
 また、英資源大手アングロ・アメリカンが25日発表した、2012年10−12月期の生産高報告は、南アフリカで続いた違法ストの影響により同期間の白金生産量が前年同期比29%減、12年の生産量も前年比8%減と、南アの供給懸念が強まる内容となったことも支援材料。来週は、株式市場の調整が進むと景気後退懸念に圧迫されて下落する可能性があるものの、南アからの供給減が支援材料となり、底堅い動きになると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4800円〜5100円。

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