東京貴金属見通し=金は戻り歩調か

2013/02/15 17:24:56

<金>
 今週の東京金先限は、NY金の軟調と20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控えた為替の円安修正の動きを要因に、売りが膨らむ展開となった。
 来週も円相場の動向が方向性を決めることになりそう。今週の円高による急落に対しては、G20の警戒感が膨らみ過ぎたとの見方は少なくない。会議を経た後の週明けは、懸念材料出尽くしによる戻り歩調が期待できる。ただ、20日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が、前回金融緩和の長期化に対する懸念を示す内容であったことで関心が高まる中、NY金の売り圧力を強める材料になりそう。戻りも様子を窺いながらの歩調か。
 来週の先限予想中心レンジは4800円〜5000円。

<白金>
 今週の東京白金は急落。週央に産地の供給不安や為替の円安・ドル高を手がかりに上伸したが、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控え、週末に為替が円高に振れたことや、高値警戒感からの手じまい売りなどに圧迫されて、大きく値位置を切り下げた。
 また、白金の工業需要の多い欧州経済に対する先行き不透明感が台頭していることも圧迫材料。欧州は自動車の排ガス除去装置に白金を用いる、ディーゼル車の普及割合が高い。また、本日の下落により、8日と14日高値でダブルトップを形成していることでテクニカル面からの下押し圧力は強い。ただ、主要生産国南アフリカ共和国での減産見通しを背景に安値では買い拾われると考えられ、来週はレンジ内で保ち合いながら値位置を探る展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで5000円〜5300円。

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