東京貴金属見通し=金は下値で買い拾う局面か

2013/03/01 17:36:25

<金>
 今週の東京金先限は、方向性が定まらずボックス圏で上下する展開となった。
 来週は、今週の下落時に先ぎりが節目の4700円で確りとした下値抵抗を示したため、切っ掛け次第で上向く動きを期待しても良さそうだ。安倍政権が唱える大胆な金融緩和が実行され、円安を背景に国内金の水準が切り上がると予想する声は少なくない。上昇日に買い仕込まず安い日に買い拾い、為替要因による上昇を待つ姿勢が得策と考える。
 来週の先限予想中心レンジは4650円〜4850円。

<白金>
 今週の東京白金は軟調。白金の工業用需要の多い欧州経済に対し、先行き不透明感が台頭していることが圧迫材料。ドイツのショイブレ財務相は24、25日に行われたイタリア総選挙をきっかけに、市場の混乱が他のユーロ圏諸国に波及するリスクは高まったと指摘している。
 また、米国の鉱山で白金やパラジウムを生産する米スティルウォーター・マイニングが生産高見通しを上方修正し、短期的な供給ひっ迫感が緩和したことも圧迫材料。中・長期的な需給見通しは依然として引き締まっているが、欧州経済への懸念を背景とした同地域の需要減少見通しが払拭されない限り上値は限られ、来週は戻り売り基調を辿ると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4650円〜4950円。

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