東京貴金属見通し=東京金、戻り歩調か

2013/03/08 17:07:03

<金>
 今週の東京金先限は、安値圏でもみ合った後、為替の円安を切っ掛けに強気買いが集まり、地合いを回復させる形で越週した。
 来週は、テクニカルの好転と為替の円安トレンドを背景に戻り歩調を期待しても良さそうだ。日足チャート上では下値もみ合い後の上向き基調が期待できる様相となり、為替市場では日本の一段の緩和策の実施が見込まれ、依然円の先安観が根強い。NY金に下押し圧力が強まるようだと国内金の戻りの足どりは鈍りそうだが、目先の下値を確認した相場である。買い方有利の一週間となるであろう。
 来週の先限予想中心レンジは4750円〜4950円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。3月4日安値4704円で底を打ち、5000円の節目を再度試す展開となった。南アのマリカナ鉱山でストが発生し、短期間で終息したものの、同国の労働環境の不安定さが浮き彫りになったことや、世界的な景気見通しの改善傾向を背景に工業用需要の回復期待が強まった。
 国際自動車工業会(OICA)が発表した、2012年の世界の自動車生産台数は前年比5.3%増の8414万1209台と、前年に続き過去最高を更新。地域別では、北米が前年比約17.2%増、アジア・オセアニアが同7.7%増と回復傾向を示している。しかし、欧州連合(EU)が同7.3%減と振るわず、回復には今後5年は掛かると指摘され、白金相場の重石となり伸び悩んでいる。ただ、国内市場は、為替の円安・ドル高や株式市場の回復も支援材料となっており、来週は強含みの展開が予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4800円〜5200円。

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