東京貴金属見通し=金は円相場次第のなかもみ合いか

2013/04/05 17:21:44

<金>
 今週の東京金先限は下値を切り下げた後、日銀の追加金融緩和決定を受け為替が大きく円安・ドル高方向に振れたため、安値圏から外れる形での越週となった。
 来週は動意付いている円相場次第のなか、もみ合う動きか。今後も円安基調が継続するとの見方は国内金のサポート要因だが、NY金のドル高を背景にした上値の重い動きは顕著で戻りも限られそう。日足チャート上では、今週木曜に下ヒゲを金曜に上ヒゲを長く伸ばしたことで方向性を定め難い。押し目買いと戻り売りが交錯することになるとみる。
 来週の先限予想中心レンジは4750円〜5050円。

<白金>
 今週の東京白金は保ち合い。キプロス危機やイタリアの政治問題などを背景とした売りに圧迫され、4日には先限が安値4543円をつけ、約3ヶ月ぶりの安値圏に値を沈めた。ただ、政策決定会合で日銀が発表した「量的・質的金融緩和策」の内容が、市場の予想を上回ったことで、為替が急速に円安・ドル高に振れ、白金は売り方の買戻しが入り、急落前の水準まで値を戻した。
 ただ、欧州圏では失業率が過去最悪を更新するなど、経済の先行き不透明感は根強く、工業用需要の多い白金が上値を試すには、需給面での新規材料が必要になるため、当面は狭いレンジ内で新規材料を模索する動きになると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4600円〜4950円。

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