東京貴金属見通し=金は乱高下の予感

2013/04/12 17:32:30

<金>
 今週の東京金先限は急伸して始まった後、高値圏でもみ合う展開となった。
 来週は円相場次第で上場来高値更新の動きとなりそう。今週5000円割れ水準では押し目買いがみられ、為替の1ドル=100円台乗せによる買い人気の盛り上がりを待つ様相であることを窺わせた。円安・株高・貴金属高の流れは、容易に変わることはなさそう。ただ、ドル高や金ETFの残高低下を背景にNY金の地合いは軟化している。上場来高値更新後、利食い売りと短期筋の売り仕掛けにより、方向性はブレると読む。円安のみの買い材料だけで息の長い上昇トレンドは期待しない方が良いであろう。
 来週の先限予想中心レンジは4600円〜5000円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。週明けに為替の円安・ドル高を受けた買いが入り急伸した後は、需給面での新規材料に乏しいことから、上値の重い展開となった。
 需給面では、南アフリカ共和国の鉱山会社ノーザムで採掘労働者が裁判所からの最後通牒にも関わらず違法ストを続けるなど、労働環境を巡る不安定さを背景とした供給不安が根強く、地合いは底堅い。ただ、欧州経済の先行き不透明感が圧迫材料。排ガス除去装置の触媒を用いるディーゼル車の普及割合が高い欧州の自動車販売高の低調さが需要減少懸念に繋がっているため上値も重く、為替が大幅な円安に振れない限り、来週はレンジ内の取引になると考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで4650円〜5000円。

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