今夜の経済統計に注目

2013/05/16 16:56:44

●主要米経済統計発表が集中
 日本時間5月16日午後9時30分に米週間新規失業保険申請件数が発表
 前週(5月9日)発表分は事前予想を下回り、2008年1月19日までの週以来、約5年3カ月ぶりの低い水準となり、同日のNY外為市場で円が1ドル=100円の大台を突破する要因となった。今週も事前予想(33万件)を下回れば、雇用市場の改善による米景気回復への期待が一段と膨らむことが予想される。

●日本時間5月16日午後9時30分に4月の米消費者物価指数が発表
 15日発表された4月の米卸売物価指数が0.7%下落と、事前予想(0.6%下落)を下回り、3年2カ月ぶりの下げ幅を記録。消費者物価指数も前月に続き、事前予想(0.2%下落)を下回った場合、市場でデフレ懸念が強まる可能性がある。

●日本時間5月16日午後9時30分に4月の米住宅着工件数が発表
 3月分は2カ月連続のプラスとなり103万6000戸と、2008年6月以来4年9カ月ぶりの高水準を記録。4月の事前予想は97.3万戸と3月分を下回っているが、2008年上半期以来の高水準には変わりはなく、事前予想の水準となれば、市場関係者の「住宅市場は堅調」との見方が変化することはないとみている。

●米経済統計に対する市場の反応
 前日発表された米経済統計は概ね、事前予想を下回る結果となったが、NY株式市場では米金融緩和継続への期待感から買われ、ダウ工業株30種平均は史上最高値を更新した。今のところ、株式市場は経済統計が良くても悪くても買い材料視され、投資資金が流入する強気相場となっているようだ。ただ、週間新規失業保険申請件数と住宅着工件数が事前予想から大幅に悪化すれば、リスク回避の動きで売られる可能性はある。
 円・ドル相場は、100円突破の引き金となった週間新規失業保険申請件数が引き続き、雇用市場の改善を示せば、2008年10月中旬以来となる103円を試す展開が予想される。ただ、前日の統計が概ね弱い内容となったことから、今回も同様の結果となれば、円買い・ドル売りの動きが活発化し、101円台前半まで円高・ドル安が進行する可能性はある。
 NY金相場は株式市場の動向に左右されそうだが、消費者物価指数がデフレ懸念を強める内容となれば、売り物が優勢になる可能性がある。一方、東京金は、投資資金が株式市場に流入する現状では、為替が円安・ドル高に振れなければ、大幅な上昇は期待し難い。

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