今夜の経済統計に注目

2013/05/22 17:02:30

●米国の量的緩和策の早期縮小観測が強まるのか
▽日本時間5月22日午後11時にバーナンキ米FRB議長が議会証言
 最近、複数の地区連銀総裁が資産買い入れの早期縮小の可能性に言及しており、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が議会証言で、資産買い入れの早期縮小について中立的な発言にとどまるのか、金融政策の方向性を示唆するのかが焦点。

▽日本時間5月23日午前3時に、4月30日−5月1日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録
 3月の記事録では、多くの委員が2013年中に長期国債などを購入する量的緩和策の縮小や終了が必要となるかもしれないとみていることが明らかとなった。今回の議事録でもこうした意見が大勢を占めることになれば、市場にある量的緩和策の早期縮小観測が一段と強まることが予想される。

●市場の反応
 バーナンキ議長の議会証言について、NY金市場では「量的緩和策の現状維持が示される」との見方が有力。
 FOMCで投票を持つブラード・セントルイス連銀総裁が21日、物価上昇圧力の鈍さを理由に「現段階で資産購入規模の縮小を十分正当化することはできない」との見解を示しており、バーナンキ議長も早期縮小に否定的な発言をすれば、市場にある量的緩和策の早期縮小観測が払しょくされる可能性がある。そうなれば、22日のNY市場ではドル安/NY金相場高となり、1400ドルの大台を回復することが予想される。
 一方、バーナンキ議長が議会証言で、量的緩和策の早期縮小を示唆する発言をした場合、ドル高/NY金相場安となり、5月20日に付けた安値1336.30ドルを試す展開になることが予想される。
 ただ、東京金はNY金が大幅安となった場合、夜間取引で売り物が優勢となるが、為替の円安・ドル高が進行し1ドル=104円を試す展開となれば、安値は買い拾われ下げ幅は抑えられるだろう。

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