東京貴金属見通し=金はやや買い方有利か

2013/05/24 16:55:57

<金>
 今週の東京金先限は、株と為替が乱高下するなかボックス圏を形成する動きとなった。
 来週は円相場が動意付いていることで為替を睨みながら、やや買い方有利か。ドル建て金現物は、米国の量的緩和の早期縮小懸念に対しても1300ドル台半ば水準で実需筋などの買いに支えられたため、下値は固まりつつある。国内金は円の修正高が止まりさえすれば、市場ムードは買い方有利となりそう。ただ、日足チャート上での4750円水準の上の壁は厚く、容易には突破できないことを認識しておくべきだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4450円〜4750円。

<白金>
 今週の東京白金は軟調。5月16日に先限が高値4999円をつけたが、5000円の節目に押し返された。また、23日に発表された5月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数(PMI)が7カ月ぶりに節目の50を割り込み、世界最大の自動車市場である同国経済の先行き不透明感が強まったことなども圧迫材料となり、下降トレンドを辿っている。
 ただ、南アの白金鉱山では労働争議激化の兆しや過度な賃上げの可能性などが燻っており、ストによる供給減少や生産コスト上昇などへの懸念が強い。また、米国株式市場のダウ工業株30種平均が高値圏で推移するなど、世界的な株高を受け、景気の改善基調が一段と強まるとの思惑も支援材料となっており、来週は、大きく下げた場面では買い拾われる展開になると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4600円〜5000円。

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