東京貴金属見通し=金は堅調推移か

2013/05/31 17:58:36

<金>
 今週の東京金先限は、為替や株価が不安定な動きをするなか狭い範囲で上下し、結局やや水準を切り上げて越週した。
 来週も為替や株価動向に左右される状況を続けそうだが、7日には5月の米雇用統計の発表を控えているため、徐々に様子見ムードの展開か。ただ、NY金が動意付く気配をみせている点が気になるところ。テクニカル買いが膨らみ戻り歩調を鮮明にさせる動きが期待できる。国内金は様子を窺いながら、目先の上値を探る堅調推移と読む。
 来週の先限予想中心レンジは4400円〜4750円。

<白金>
 今週の東京白金はもち合い。4800円を挟んだ狭い範囲のレンジ取引となった。南ア鉱業の労働争議を巡る混乱を背景に同国の供給が減少するとの懸念や、生産コストの上昇への警戒感に下支えられ、地合いは底堅い。ただ、貴金属としての側面があるため、最近の金価格の下落になびいた売りに圧迫され、一段高を試すには決め手に欠けている。
 欧州自動車工業会(ACEA)は、4月の欧州連合(EU)域内の新車販売台数が2011年9月以来、1年7カ月ぶりに前年度比でプラスになったと発表。EU域内での自動車の排ガス除去装置の触媒用需要の回復が進めば、値位置を切り上げる展開が期待される。また、南アの白金鉱山でストが発生し、同国の白金生産の減少見通しが強まった場合も同様に上昇すると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4600円〜5000円。

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