東京貴金属見通し=円相場次第の東京金

2013/06/07 17:31:58

<金>
 今週の東京金先限は、為替の円高進行を受け軟調推移を強いられた。
 来週も為替の動きが方向性を決めることになりそう。値動きの荒くなっている円相場が落ち着くにはしばらく時間を要するであろうが、ドル建て金現物が地合いを引き締めじり高歩調となっているため、国内金が大きく下振れることはないと読む。このような時は、圧迫要因となっている一時的であろう行き過ぎの円高の反転を期待し、買い戻しによる反発展開を待つべきだろう。安値を買い拾うマインドが得策の局面のようだ。
 来週の先限予想中心レンジは4200円〜4500円。

<白金>
 今週の東京白金は堅調。南ア鉱山からの供給懸念や白金ETFの現物保有量の増加を支援材料とした買いに支えられ、NY白金は約2週間ぶりに1オンス=1500ドルの大台を回復し、直近のレンジを上抜いた。ただ、東京白金は為替の円高・ドル安に圧迫されて上値が重く、レンジ取引に留まっている。
 当面は、南ア鉱山からの供給懸念が支援材料。3日には世界第3位の白金鉱山会社ロンミンの構内で全国鉱山労組(NUM)のメンバーが死亡。新興組合勢力である鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)との対立も深まり、AMCUは多数派の組合組織として認められなければロンミン社の鉱山に対してストを実施すると表明、同国の労働争議の行方は混迷している。突発的な違法ストの発生による減産懸念は拭えないため安値は買い拾われる一方、為替の円高が圧迫材料となり、来週の東京白金は、レンジ内を底堅く推移すると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4600円〜5000円。

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