東京貴金属見通し=金は戻り歩調か

2013/06/14 17:05:02

<金>
 今週の東京金先限は、為替の円高進行を受け水準を切り下げる展開となった。
 来週も円相場の動き次第の取引を強いられそう。今週93円台まで円高が進行し、株が大幅安となり、金も急落した後は、下げ過ぎとの見方からやや下値不安が後退している。動きの荒い円相場が落ち着き処を探り修正局面となれば、金は相応の戻り歩調となりそう。そろそろ、その流れが期待できるため、来週は買い方有利の一週間と読む。
 来週の先限予想中心レンジは4150円〜4350円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。為替の円高・ドル安や株式市場の下落をみた世界的な景気後退への警戒感に加え、南アフリカ鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)が13日、英ロンミンの白金鉱山でのスト計画を延期したと発表したことで、買い方の手じまい売りに圧迫され、直近のレンジの下限となる4500円の節目を一時割り込んだ。
 また、排ガス除去装置の触媒用需要の割合の大きいディーゼル車の普及率の高い欧州経済に先行き不透明感が強い。財政難に陥ったギリシャで、緊縮策の一環として政府が決定した国営放送局閉鎖の波紋が広がり、ギリシャ懸念の再燃が白金の需要後退見通しを強めている。4月16日安値4310円を割り込む場面は想定し難く、安値は買い拾われると見られるが、為替の円高が続くようだと上値の重い展開になると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4350円〜4750円。

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