東京貴金属見通し=金は一旦戻り歩調か

2013/06/21 17:35:30

<金>
 今週の東京金先限は、年内に米量的緩和政策を縮小する方向性が確認されNY金が急落したため、大きく水準を切り下げる展開となった。
 来週は、下げ過ぎとの見方から買い戻される動きとなりそう。週末21日は、日中寄り付きに売りが殺到した後、円安・株高を背景に下値で買い拾われ戻り歩調で越週した。先限4000円割れ水準は、売られ過ぎであることを確認した形だ。週初は切り返す動きか。ただ、地合いの悪化は否めない状況であるため、あくまでもショートカバーによる短期的な戻り局面と判断すべきだろう。
 来週の先限予想中心レンジは3950円〜4200円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。米量的緩和策の縮小観測を背景とした売りに下押されて、先限が安値4189円を記録。生産国南アフリカ共和国からの白金輸出の減少懸念が値を支えており、安値では買い拾われるものの、米量的緩和政策の縮小観測を背景に、世界的に投資資金引き上げの流れが強まったことで、商品市場全般が下落する流れに白金も圧迫され、大きく値位置を切り下げた。
 また、欧州経済と中国に対する先行き不透明感が強いことも圧迫材料。欧州自動車工業会(ACEA)が18日発表した5月の欧州自動車販売(登録台数)は前年同月比5.9%減の104万台と、1993年5月以来20年ぶりの低水準。自動車の排ガス除去装置の触媒用需要の多い欧州経済の減速懸念にともなう需要減少見通しも圧迫材料となっている。来週は、売り一巡後は需給要因から買い戻されるものの、目先は弱含みの展開が予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4200円〜4600円。

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