東京貴金属見通し=売られ過ぎの東京金

2013/06/28 16:51:21

<金>
 今週の東京金先限は、米量的緩和の早期縮小観測に伴い、金市場から資金流出が継続したため、前週に引き続き大きく水準を切り下げる展開となった。
 来週は「さすがに売られ過ぎている」との声が大きくなる中、RSIなどのテクニカルが買いサインを示しているため、買い戻される動きになりそう。株価が持ち直し為替の円安も期待できる流れであることも、潮目を変える要因か。ただ、7日の米雇用統計発表を控え、週後半は戻り頭の重い取引となりそう。
 来週の先限予想中心レンジは3750円〜4050円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。米国の量的緩和策の縮小観測や、中国人民銀行(中央銀行)が故意に資金供給を抑えたことで短期金利が急騰する一方で、中国株式市場の上海総合指数は急落したことなどから、同国の経済成長の減速見通しを背景に、金需要の後退や自動車販売台数の減少などへの懸念が台頭し、商品市場全般が下落するなか、白金は先限ベースで4130円をつけ、2012年11月20日(4104円)以来、約7ヶ月ぶりの安値を記録した。
 その後は、中国人民銀行の周小川総裁が資金供給などで市場の安定を図る方針を示したことや、為替の円安・ドル高にも支えられて下げ渋っているが、値を戻すには材料不足。中・長期的には、南アの労働争議が引き続き、同国の鉱山生産高の減少と産出コストの増大の両面で白金の支援材料となるものの、中国経済の減速懸念が依然として燻っており、来週は上値の重い展開が予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4000円〜4500円。

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