東京貴金属見通し=金は買い戻される流れ

2013/07/12 17:19:28

<金>
 今週の東京金先限は、買い戻しの動きが強まる中、バーナンキFRB議長の講演内容を受け量的緩和の早期縮小観測が後退、地合いを引き締める形で越週した。
 来週は、緩和縮小観測の後退を受けた市場ムードの好転を背景にNY金の上伸が期待できるため、買い優勢の展開か。バーナンキ発言に翻弄される形での売り方の買い戻しが続きそう。ただ、回復基調にある今後の米経済指標で強い数値が示されるようだとすぐに流れは変わるだろう、注意すべきだ。もう一段の戻りは売り仕込むべきなのかもしれない。
 来週の先限予想中心レンジは4000円〜4250円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。6月27日安値4125円を底値に反発した後は上昇トレンドを辿り、約3週間ぶりに4500円台を回復。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が量的緩和継続を示唆し、米ダウ工業株30種平均が約1カ月半ぶりに史上最高値を更新したことで、景気回復にともなう工業用需要の回復への期待感や、NY金の上伸になびいたリスク選好の買いが入っている。
 また、南アフリカの生産最大手アングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)の鉱山でストライキが発生。短期間で終息したため影響は限定的だったが、同国の労働争議にともなう違法ストによる供給懸念は潜在的な支援材料。欧州や中国の景気減速を背景とした自動車の排ガス除去装置の触媒用需要の減少懸念が圧迫材料となっているため上値は重いものの、来週は底堅い値動きになると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4300円〜4800円。

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