東京貴金属見通し=金は堅調推移か

2013/08/09 17:16:35

<金>
 今週の東京金先限は、為替の円高などを背景に節目の4000円を割り込んだ後、買い戻されての越週となった。
 来週は、夏季休暇に入っている市場関係者も多いため商いは細るものの、概ね堅調に推移しそう。今週、国内金が4000円、NY金が1300ドルを割り込んだ処で買い拾われ反発した動きは、下振れ懸念を後退させている。NY金が上振れした白金に連れ、再び戻り高値を窺う気配であることも支援材料となりそう。ただ、堅調に推移した場合でも本格的な上昇ではなく、一過性の戻りであることを認識しておくべきと考える。
 来週の先限予想中心レンジは4000円〜4200円。

<白金>
 今週の東京白金は週末に急伸。欧州や中国の景気後退懸念を背景とした需要減少懸念から弱含んでいたが、8日に発表された7月の中国貿易統計の改善や、主要生産国南アフリカでの鉱山会社と労働組合間の労使交渉が難航するとの懸念を手がかりに急反発し、4600円台を回復した。
 南ア統計局が8日公表した統計によると、6月の同国鉱山生産高は前月比6.2%減少。労働争議の長期化や経済成長の鈍化の影響。うち白金生産は18.9%減、金生産は14.1%減。同国の労働争議が改めてリスクとして意識されたことで、売り方の買い戻し主導に値を伸ばした。しかし、一段高を試す為には中国や欧州地域の需要回復が示される必要があるため、来週の戻り高値は売られる展開が予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4500円〜4800円。

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