東京貴金属見通し=金は利食い売り局面か

2013/08/30 17:06:20

<金>
 今週の東京金先限は、シリア情勢をにらみながら地合いを引き締め、概ね堅調に推移した。
 来週も引き続きシリア情勢が注目材料。キャメロン英首相がシリアへの軍事介入を断念する意向を表明したものの、米国は軍事行動の方針を堅持しており、オバマ政権が米国単独でシリアに介入することになりそう。規模の大小が相場に影響を及ぼすと考える。空爆などが短期で終了するようだと、材料出尽くし感が台頭しトレンドが下向く可能性が高い。週末の米雇用統計とともに、警戒する必要があるだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4300円〜4550円。

<白金>
 今週の東京白金は軟調。週明けに一時高値4947円をつけたが、シリア情勢の緊迫化から欧米株式市場が下落したことを背景とした売りが入り、軟化した。
 需給面では、南アフリカでのスト懸念が注目材料。同国の全国鉱山労組(NUM)は、産金各社に対し、行き詰まっている賃金交渉を巡り、48時間ストの決行を通告。2日からスト入りする可能性がある。白金鉱山や他の産業に対しても波及する恐れもあり、同国からの供給には不透明感がある。一方、シリア情勢の緊迫化を受け、需要国である中国や欧州経済の鈍化にともなう需要減少懸念が相場を圧迫しており、強弱材料が交錯しているため、来週は高値圏でのもち合いが続くと考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで4600円〜5100円。

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