東京貴金属見通し=金は順張り姿勢が得策

2013/09/06 16:56:47

<金>
 今週の東京金先限は、節目の4500円を突破し上値を切り上げた後、利食い売りが膨らみ、地合いを軟化させる形での越週となった。
 来週は、重要な2つの材料の結果次第の展開となりそう。6日の夜に発表される8月の米雇用統計は、再来週の17、18日のFOMCにおける金融緩和の縮小か先送りかを示すものになるとみられ、また、8日未明のオリンピック開催地決定も、市場を揺さ振る材料として注目だ。落選した場合、週明けの東京市場では株安・円高・国内金安に振れるであろう。当選なら逆の目に。2つの材料を受けて月曜日に示される方向性が、一週間の流れを決めることになりそう。順張り姿勢が得策か。
 来週の先限予想中心レンジは4200円〜4550円。

<白金>
 今週の東京白金は軟調。シリア情勢の緊迫化や米金融緩和策の縮小観測を背景に売りが先行し、1500ドルの節目を割り込んだ。しかし、欧州中央銀行(ECB)は5日の定例理事会で、2013年のユーロ圏17カ国の景気予測を上方修正しており、欧州の景気回復への期待感が相場を下支えている。
 需給面では、南ア鉱山での労働争議とストによる鉱山生産高の減少懸念が支援材料。南ア金鉱山各社で発生した全国鉱山労組(NUM)主導のストは、平和的かつ合法的に行われているが、対立する鉱山建設労働組合(AMCU)との衝突が激化するようだと白金鉱山へも影響が拡大する可能性がある。しかし、欧州や中国の景気見通しが回復しない限りは上値も限られ、来週も引き続きレンジ内で推移すると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4400円〜4900円。

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