東京貴金属見通し=金は売り方有利か

2013/09/13 17:15:45

<金>
 今週の東京金先限は、シリア問題の緊張緩和やFRBの金融政策に関する警戒感の高まりを背景に売りが膨らみ、大きく水準を切り下げる形での越週となった。
 来週は、地合い悪化が鮮明になったため、売り方有利で取引されそう。17、18日のFOMCにおいて金融緩和の縮小が発表されるようだと、投機筋の売り仕掛けがみられることになるかもしれない。注意する必要があるだろう。オバマ米大統領がFRB議長にサマーズ氏を指名する方向で最終調整に入った、との報道も気になるところ。サマーズ氏は比較的ドル高政策を好むと報じられており、NY金にとっては売り材料。今週示された下向きトレンドは、容易に止まらないと読む。
 来週の先限予想中心レンジは4000円〜4300円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。南アの労使紛争が金鉱山と自動車業界で合意に達したことから、白金鉱山でストライキが発生する可能性が低下したことや、シリアが化学兵器拡散防止条約に加盟する意向を示し、同国への米軍事介入に対する懸念が後退。金価格の下落になびいた買い方投機筋の手じまい売りにも圧迫されて下落した。
 欧州経済に回復の兆しが見えることは支援材料だが、米量的緩和策の縮小観測を背景とした調整主導の動きとなっている。ただ、現在は米量的緩和策の早期縮小観測を織り込んだ動きであり、18日のFOMC声明で縮小規模が小さい場合は買い戻されるだろう。また、世界的な景気見通しが改善されれば工業用需要の回復も期待でき、来週は押し目買いの展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで4500円〜4900円。

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