東京貴金属見通し=金は堅調に推移か

2013/09/20 16:50:30

<金>
 今週の東京金先限は、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の縮小を見送りNY金が大きく値を戻したため、急反発しての越週となった。
 来週は、FRBの次期議長人事をめぐる思惑から、堅調に推移しそう。比較的ドル高政策を好むサマーズ氏の選択肢がなくなり、米量的緩和の継続に賛成しているイエレン氏が有力候補として浮上しているため、NY金にとって支援材料になりそう。ただ、オバマ大統領が違う名前を口にするようだと、売り圧力が強まる展開か。今週の急反発は、市場ムードを一気に好転させただけに、商いを伴いながら活気のある一週間となるだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4150円〜4380円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。連休明けの17、18両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の縮小開始が示されるとの思惑を受け、商品市場から投資資金が流出する動きが強まり、白金価格も下落した。ただ、工業用需要の強い白金は、世界的な景気回復への期待感や根強い供給ひっ迫懸念を背景に安値では買い拾われ、下げ幅は限られた。また、FOMCでは量的緩和の縮小が見送られ、サプライズとなったことから急速に買い戻され、値を戻す動きとなった。
 しかし、欧州経済の弱さが依然として圧迫材料。白金は自動車の排ガス除去装置の触媒用需要が多く、触媒を多く用いるディーゼル車の普及割合の高い欧州の景気動向に需要が左右される。また、米量的緩和策の縮小開始を巡る思惑から10月4日に発表される9月の米雇用統計に注目が集まっている。このため、一段高を試す勢いには欠けており、来週は上値を試すものの値位置を維持できず、戻り売りの展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで4500円〜4900円。

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