東京貴金属見通し=金は買い拾い局面到来か

2013/10/04 16:48:32

<金>
 今週の東京金先限は、NY金が米財務問題の先行き不透明感から手じまい売りが膨らみ下落したため、下押す動きとなった。
 来週は、米労働省が4日に予定していた9月の雇用統計発表を延期し、取引の材料となる重要指標の開示が見送られたことで、ドルに対する不信感が強まりそう。週前半は為替の円高が国内金相場を圧迫する展開か。一方、米民主、共和党の対立が債務上限問題の期限とされる17日近くまで続くようであれば、デフォルト(債務不履行)懸念が高まり、安全資産として金に資金が向かいやすくなるとの見方は根強い。円高による軟化局面は、買い拾い処と読む。
 来週の先限予想中心レンジは4050円〜4250円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。米財務問題を背景に世界経済への先行き不透明感が強まったことで、大幅下落して越週した。
 先限ベースで8月7日安値4447円を下抜けたことで下げ基調を強めており、目先は7月8日安値4274円、次いで6月27日安値4125円も視野に入る。米財務問題を巡る議会の混乱は、与野党の歩み寄りが見られず、対立が長引くと米国は債務不履行に陥る恐れもある。このため積極的な買いは見送られ、来週は下値を試す展開になると予想される。
 ただ、世界最大の白金生産会社アングロ・アメリカン・プラチナムは、9月27日から始まった南ア鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)のストの影響で1日当たり約3100オンス(0.096トン)の生産減に陥っていることを発表。白金の需給はひっ迫懸念も根強く、売り一巡後は買い戻される展開が予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4200円〜4600円。

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