東京貴金属見通し=金は乱高下か

2013/10/11 17:24:38

<金>
 今週の東京金先限は、米国の財政問題を背景に神経質な取引となる中、総じて軟調に推移した。
 来週も、米財政問題が引き続き注目材料。今週後半から連邦債務の上限を一時的に引き上げる案を模索する動きが表面化し、引き上げの期限とする17日までには、何らかの進展が期待できる状況になった。デフォルトの回避は、安全資産のゴールドにとっては短期的に圧迫要因となりそう。ただ、水準は既に切り下がっており、もう一段安は絶好の買い拾い場になるとみるべきなのかもしれない。米政府機関の正常化が投機資金を活発にさせる日は、そう遠くないと読む。
 来週の先限予想中心レンジは3900円〜4150円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。週明けに買い戻された後は伸び悩み、先限は4400円を挟むレンジ取引に留まった。米財政問題を巡る政府機関の一部閉鎖が2週間目に入り、閉鎖の長期化や、米連邦債務上限引き上げの期限となる17日を控え、米国債のデフォルト(債務不履行)への懸念が現実味を帯びて来たことで、米経済へと与える悪影響が懸念され、工業用需要が多く景気に敏感な白金は、需要減少懸念を背景に戻り高値は売られ、上値の重い展開となっていた。
 また、世界最大の白金生産会社アングロ・アメリカン・プラチナム(アンプラッツ)によると、労働組合との人員削減をめぐる協議は合意に達し、2週間近くにわたったストが解除されたことで供給懸念が後退する一方、欧州経済の回復の足取りが重いことや、中国やインドの経済成長にも陰りがみえることを背景とした需要減少懸念が台頭していることに圧迫され、来週は弱含みの展開が予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4200円〜4600円。

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