東京貴金属見通し=金は押し目買い局面

2013/11/01 17:10:38

<金>
 今週の東京金先限は、戻り歩調を継続させた後、週末にかけてユーロ安・ドル高によるNY金の下落を受け、戻り頭を叩かれる形で越週した。
 来週は、週末8日に発表される10月の米雇用統計を控え、神経質な取引となりそう。雇用統計は先月の政府機関一部閉鎖の影響を受ける数字となり、悪化予想が大方の見方。数字次第では量的金融緩和の縮小が大きく後退し、NY金の支援材料となる可能性があるため、注目度はいつもの月より高い。ユーロ安を切っ掛けにした今週末の軟化は、絶好の買い拾い処を提供した形か。弱気になることなく、押し目買いで対処すべきだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4100円〜4350円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。週明けに急伸した後は、31日に一時4714円をつけ、9月20日以来、約1ヶ月ぶりの高値圏で推移したが、欧州連合(EU)統計局が31日発表した9月のユーロ圏失業率(季節調整済み)は12.2%と、前月に続き過去最悪水準となったことや、中国経済の先行き不透明感を受けた売りに加え、為替の円高・ドル安にも圧迫されて下落した。また、NY白金は30日に一時1ドル=1481ドルの高値をつけたが、9月21日高値(1483.40ドル)を上抜けず、伸び悩む展開となっている。
 南ア鉱山の労働組合がストを宣言しているが、市場の反応は限定的。ストによる減産を受けた供給減少見通しが、欧州や中国の景気後退懸念による需要減少見通しに相殺されており、来週はもち合いながら値位置を探る展開が予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4400円〜4800円。

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