東京貴金属見通し=金は売り買い交錯か

2013/11/15 16:54:25

<金>
 今週の東京金先限は、米雇用統計を受け売り圧力が強まり値位置を切り下げた後、買い支えられる展開となり戻り歩調で越週した。
 イエレンFRB副議長の発言により、今週後半から米国の量的金融緩和(QE)が長期化するとの見方が強まったことで、来週前半は堅調推移か。ただ、売り圧力が後退しただけとの見方もあるだけに、過度の戻り期待は禁物。米雇用統計が売り材料、イエレン副議長の公聴会が買い材料になった今週の材料を冷静に消化する週となり、概ねもみ合う動きになるとみた方が無難のようだ。
 来週の先限予想中心レンジは4050円〜4300円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。需給環境の引き締まりや為替の円安・ドル高を手がかりに値を伸ばしたが、先限4720円の上値抵抗線に押し戻されて越週した。
 英貴金属大手ジョンソン・マッセイ社が12日に発表した需給報告「プラチナ2013・中間報告書」によると、2013年度の白金市場は18.8トンの供給不足。南アからの白金供給がストや安全関連の操業停止などの理由で減少していることや、投資需要の増加が要因。リサイクル量の増加が供給不足を補ってはいるが、今後も南アの供給不安が続くようであれば、慢性的な供給不足に陥るため、白金相場は下げ余地に乏しい。来週は、前述の4720円を上抜けるかが焦点となり、同水準を上抜くならば、次いで9月20日高値4762円を試し一段高の展開が期待される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4600円〜4900円。

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