東京貴金属見通し=金はもみ合い

2014/01/17 16:36:45

<金>
 今週の東京金先限は、押し目処で買い拾われる展開となり、概ね堅調に推移した。
 来週は、NY金先物相場が頭の重さを窺わせていることで、積極的な取引は控えられそう。ただ、これまでの金から株式への資金シフトがみられなくなっていることや、白金相場が動意付いていることで、下値は堅いだろう。国内金はレンジ内での動きか。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。12月の米非農業者就業件数の低調を受けて一時下落した後は、世界的な景気回復への期待感や南アの鉱山ストへの懸念、為替の円安・ドル高に支えられ値を戻す展開となった。
 2013年12月単月での欧州連合(EU)域内の新車販売台数が前年同月比13.3%の大幅増加。年間では前年比1.7%減の1185万0905台となり6年連続で減少したが、欧州経済の混乱を背景とした自動車販売台数の減少に底打ち感がでていることも支援材料。欧州では、自動車の排ガス除去装置触媒に白金を多く使うディーゼル車の普及割合が高い。
 また、南アフリカ鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)によると、賃上げを求めた労使交渉のため、世界3位の白金生産大手ロンミンの組合員が来週20日から48時間のストを通告する予定。インパラ・プラチナム(インプラッツ)でのスト入りも決定。アングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)は19日にルステンバーグ鉱山で大規模集会を行う見通し。AMCUは、両社も20日に48時間ストを通告する可能性があるとしており、横断的なストライキが実施されるようだと、南ア鉱山での白金生産高の減少を背景とした供給ひっ迫懸念が強まることになる。

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