東京貴金属見通し=金は買い方有利の展開か

2014/02/21 17:33:17

<金>
 今週の東京金先限は、売り買いが交錯する中、押し目買いがみられ下値の堅いことを窺わせる形で越週した。
 来週は今週末に開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議と、27日に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言が注目材料。米量的緩和縮小に伴う新興国市場への配慮が示されれば、円安・株高・貴金属高の流れに。石油製品や穀物の価格上昇と米株高によりインフレへの思惑が強まりつつあることで、地合いは引き締まっている。切っ掛け次第で一段高となりそう。
 来週の先限予想中心レンジは4250円〜4500円。

<白金>
 今週の東京白金は保ち合い。週明けに上伸し18日には高値4750円をつけたが、その後は新興国経済や中国の景気後退懸念を背景とした売りに圧迫された後に、米景気回復への期待感から値を切り返す展開となった。
 南アフリカの主要労組鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)と鉱山会社の労使交渉が4週間を越えるなかで、世界第2位の白金生産会社インプラッツは、スト前に計画備蓄を行っておらず、どれくらい在庫が持つか不明だと説明。一方、AMCUは20日、ストの継続を組合員の投票で決定し、ストの長期化が同国の白金生産量を減少させ、世界的な供給不足懸念を強める可能性が高まっている。工業品需要の割合の高い白金は、米株式市場の動向に振られやすいものの、来週は供給懸念を背景に底堅い値動きになると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4500円〜5000円。

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