東京貴金属見通し=金は押し目買い有利か

2014/02/28 17:03:14

<金>
 今週の東京金先限は、NY金高を背景に上値を切り上げた後、利食い売りが膨らみ高値圏から外れる形で越週した。
 来週は下値の堅い動きがみられる展開か。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が27日の議会公聴会で、寒波が影響している最近の経済統計の不振について、程度を把握するには数週間かかるとの見方を示したため、上向いたトレンドは維持されそう。週末7日の2月の米雇用統計の発表に向けて思惑が交錯しそうだが、動意付き値動きが荒くなっている国内金相場は、押し目買いで対処すべきと読む。ウクライナ情勢が安全資産として金需要を高めているとの報も引き続き下支え要因になると考えられるのだから。
 来週の先限予想中心レンジは4250円〜4500円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。新興国経済への懸念の後退や世界第2位の白金生産会社インパラ・プラチナム(インプラッツ)の不可抗力条項宣言をきっかけに、白金価格は週末に値を伸ばし、1月28日以来、1ヶ月ぶりに4800円台を回復する場面もあった。
 南アフリカの主要労組鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)と鉱山会社の労使交渉が続き、ルステンバーグ鉱山で5週間にわたって続くストの影響で、同鉱山の供給契約に対して不可抗力条項を発動すると宣言。同社は先週、スト前に計画備蓄を行っておらず、どれくらい在庫が持つか不明だと説明していた。
 ただ、中国の不動産価格上昇率の鈍化を背景とした景気後退懸念や円高圧力も強く、買い方の手じまい売りが入りやすいため、来週は伸び悩む展開になると考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで4500円〜5000円。

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