東京貴金属見通し=金は買い方有利の展開

2014/03/07 16:48:59

<金>
 今週の東京金先限は、NY金高と為替の円安を背景に一段水準を切り上げる形で越週した。
 来週も、ウクライナ情勢をめぐる米国とロシアの対立が鮮明であることから安全資産として下値は堅く、買い方有利の取引となりそう。動意付いている白金相場とともに、投機筋が貴金属市場へ資金を流入させていることが窺えるため、値動きは荒くなりそうだが、投資妙味は膨らんでいる。利食われ押し目が出現するような局面では、迷うことなく買い拾うべきだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4350円〜4600円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。長引くストライキにより南アフリカ共和国の白金鉱山生産高の減少を背景とした供給不安を受け買いが入ったことで7日には高値4956円を記録した。
 南アでは同国鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)と白金生産大手3社(アムプラッツ、インプラッツ、ロンミン)の賃上げ交渉が物別れに終わり、6週間にわたるストの早期解除の可能性も低下。また、同国の国営電力会社エスコムは6日、電力危機を宣言すると共に、節電のための輪番停電を開始した。白金の製錬には大量の電力が必要のため、この電力不足も白金生産の足枷となり、同国の供給懸念は一段と強まった。来週は上値を試す展開が期待される。
 また、直近の上値抵抗は1月21日高値4984円、次いで5000円の節目となり、これを上抜けば一段高を試す可能性が強まる。
 来週の予想レンジは先限ベースで4800円〜5300円。

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