東京貴金属見通し=金は買い方有利の展開だが

2014/03/14 17:02:42

<金>
 今週の東京金先限は、ウクライナ情勢をめぐり「安全資産」買いがみられ、概ね堅調に推移した。
 来週も、買い方有利で推移しそう。ウクライナ情勢はロシアと欧米諸国との間で緊張が高まっており、クリミア自治共和国でロシアへの編入の是非を問う住民投票が16日に実施された後、事態がどのように動くのか予想し難い状況。懸念が思惑買いを誘いもう一段の上昇は期待できるが、水準を切り上げればそろそろ高値警戒感も漂い始めそう。吹き値では売り姿勢で対処すべきなのかもしれない。
 来週の先限予想中心レンジは4400円〜4650円。

<白金>
 今週の東京白金は軟調。3月10日に高値4963円をつけ、1月21日高値4984円を試す場面もあったが、同水準を上抜けずに反落している。
 南アの鉱山会社と労働組合の賃上げ交渉は平行線を辿り、鉱山生産高の減少とそれに伴う世界的な供給懸念が白金を支えている。しかし、中国経済の減速懸念やウクライナ情勢の緊迫化を背景とした欧州経済への懸念をみた売りに圧迫された。中国では、太陽光発電機器メーカーの上海超日太陽能科技が同国初の社債のデフォルト(債務不履行)を起こしたことや低調な経済指標を眺め、景気の先行き警戒感が強まっている。また、欧州や中国経済への警戒感から為替が円高に振れていることも圧迫材料となり、来週は戻り高値を売られる展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで4500円〜5000円。

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