東京貴金属見通し=金は売り方有利の展開か

2014/03/28 16:55:50

<金>
 今週の東京金先限は、良好な米経済統計を背景にNY金が下落したため、水準を切り下げる展開となった。
 来週は、NY金の地合いが節目の1300ドルを割り込み悪化していることで、売り方有利の展開か。今週の下げ足が速かったことによる一時的な戻り局面があるとしても、金独自の買い材料が乏しいことと根強い米早期利上げ観測が重しになり、頭は重いだろう。米欧とロシアの緊張が極度に高まる事態を期待して買い拾うには、リスクの高い相場環境にある。
 来週の先限予想中心レンジは4150円〜4350円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。中国の景気減速にともなう需要後退懸念や、金相場の下落になびいた売りが入り、値位置を切り下げた。しかし、中・長期的な上昇トレンドを維持している。
 白金鉱山生産高の7割を占める南アフリカ共和国では、同国政府の労使調停委員会(CCMA)が26日、10週目に突入する同国白金鉱山ストの終結を目指し、鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)と協議を再開すると発表した。ただ、依然として労使交渉は難航しており、同国での白金業界存続も危ぶまれる事態に発展している。白金は貴金属としての価値から、金の下落になびいた売りに圧迫され伸び悩んでいるが、南アの供給懸念や生産コスト上昇を手がかりに安値は買い拾われ、来週は底堅い値動きになると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで4500円〜4900円。

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