東京貴金属見通し=金は戻り歩調か

2014/04/11 17:31:47

<金>
 今週の東京金先限は、NY金高を受けた買いと為替の円高を嫌気した売りが交錯する中、やや買い方有利で推移した。
 来週は、米国の早期利上げ観測の後退とウクライナ情勢をめぐる不安の再燃が支持要因となり、戻り歩調を継続させる取引となりそう。ただ、テクニカルは改善していないため、今週の動きでみられたように頭は重いと読む。波乱要因は、ウクライナ情勢のキーマンであるロシアのプーチン大統領が想定外の強行姿勢を示すことか。可能性は低いがゼロではないため、注視すべきだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4250円〜4450円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。週明け7日に一時4890円の高値をつけた後は、欧州や中国の景気後退懸念や為替の円高傾向をみた売りに下押され、10日安値4752円まで下落。その後は買い戻され、4800円の節目を回復する荒い値動きとなった。
 南アフリカ共和国で白金鉱山ストが続くなか、白金世界最大手アングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)はルステンブルグ鉱山閉鎖も視野に人員削減を行う可能性を示唆。同社は2013年1月にもルステンブルグ地区鉱山の4カ所を閉鎖し、最大1万4千人の雇用削減を行う事業再編計画を発表したが、失業者の増加を懸念した南ア政府と協議を行い中止した経緯がある。このため、南アの白金供給の減少懸念が下支え材料となり、来週は底堅く推移すると考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで4600円〜5000円。

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