東京貴金属見通し=金は目先の下値を試す展開

2014/04/18 17:32:12

<金>
 今週の東京金先限は、上伸して始まった後、戻り売りが膨らみ地合いを軟化させての越週となった。
 来週は、トレンドが下向いたことで、軟調推移を強いられそう。ウクライナ情勢をめぐるリスク低下と米国の景気指標改善によるドル高が圧迫要因。戻り頭が重いことを確認した後の、目先の下値を試す展開は必至の様相。売り方有利の一週間になると読む。そんななか、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が16日の講演で、超低金利政策の長期化を示唆する発言をしたことが、どの程度の下支え要因になるのか、注視すべきだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4150円〜4330円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。ウクライナ情勢の緊迫化にともなう対ロシアの経済制裁発動への懸念を背景としたパラジウムの騰勢になびいた買いが入り、週明けに一時上伸した後は、買い方の手じまい売りに圧迫されて下落した。
 南アフリカの白金生産会社大手アングロ・アメリカン・プラチナム(アンプラッツ)とインパラ・プラチナム(インプラッツ)が最大10%の賃上げ案を労働者側へと提示したとの報を受け、3ヶ月におよぶストが収束する可能性があるとの見方から買い方の手じまい売り主導に下落した。ただ、労使交渉はイースター(復活祭)の4連休を挟んだ22日に再開される見込みであり、今回の下落は思惑が先行していることや、米国と中国の自動車市場の強さが続いていること、生産が再開しても直ぐに需給ひっ迫が解消する訳ではないことなどから安値では買い支えられ、来週は押し目買い基調の展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで4500円〜4900円。

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