東京貴金属見通し=金はもみ合う動きか

2014/04/25 16:51:31

<金>
 今週の東京金先限は、NY金の下落を受け軟調に推移した後、ウクライナ情勢の緊迫化を背景に下げ止まる形で越週した。
 来週は国内市場が連休谷間であり、また米国では米連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計の発表を控えているため、積極的な売買が控えられ、もみ合う動きとなりそう。ただ、ウクライナの近くで軍事演習をしているロシア軍が国境を越えるようだと市場ムードは変わり一段高に。可能性は依然高くはないが、火種が存在し続けているだけに、注視する必要があるだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4180円〜4340円。

<白金>
 今週の東京白金はもち合い。南アフリカ共和国で発生している鉱山ストライキが終息へ向うとの期待感から下落したが、週末にはウクライナ情勢の緊迫化を手がかりに金が反発したことや、南アの鉱山会社と労働組合との協議が物別れに終わったとの報道を支援材料に反発して週末の取引を終えた。
 白金生産会社大手アングロ・アメリカン・プラチナム(アンプラッツ)とインパラ・プラチナム(インプラッツ)、ロンミンが24日発表した共同声明によると、約3カ月間続くストの終結に向けた労働組合との協議は物別れに終わり、交渉の長期化が供給懸念を強めている。また、来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や4月の米雇用統計の発表など重要な経済発表が多く神経質な動きが見込まれるが、米経済回復は工業用需要の割合の高い白金にとっては支援材料となるため、安値では買い拾われる底堅い値動きが予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4600円〜5000円。

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