東京貴金属見通し=金は戻り売り有利の展開か

2014/05/09 16:56:53

<金>
 今週の東京金先限は連休明け上伸後、反落したため、いってこいの形で越週した。
 来週は、ロシアのプーチン大統領が延期要請したにもかかわらず、11日にウクライナ東部の親ロシア派勢力が、自治拡大をめぐる住民投票を強行する見込みであるため、波乱含みの取引となりそう。緊張が再燃し、安全資産としてゴールドが買われるとの見方は根強くある。しかし、プーチン大統領が一歩引いた姿勢を示したことで、上伸局面は一過性の動きになると読む。戻り売り姿勢が得策か。
 来週の先限予想中心レンジは4130円〜4330円。

<白金>
 今週の東京白金はもち合い。長期化する南アの白金鉱山ストを背景とした供給減少見通しや、米経済回復にともなう自動車触媒用需要の増加見通しが支援材料となる一方、中国経済の減速による需要減少懸念、NY金の下落や為替の円高ドル安傾向になびいた売りに上値を押えられ、もち合う展開となった。
 南アの白金大手インパラ・プラチナム(インプラッツ)は、先月末まで取引先の需要全量に在庫引き出しで対応していたが、白金鉱山ストが更に長期化した場合、向こう3〜4カ月間は取引先への供給量を需要の40%に削減せざるを得なくなるとの見通しを示しており、供給懸念が下支え材料。ただ、南アの総選挙が終わり、同国政府がスト終結に向けて介入するようであれば、買い方の手じまい売りが誘われ、下値を試す展開になる可能性がある。
 来週の予想レンジは先限ベースで4600円〜4800円。

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