東京貴金属見通し=金は目先の下値を探る動き

2014/05/23 17:06:09

<金>
 今週の東京金先限は、売り買いが交錯し膠着状態となり、狭い範囲でもみ合った。
 来週は、目先の下値を探る動きとなりそう。ユーロが対ドルで弱含んでいるため、NY金の地合いは軟化している。ウクライナ情勢が一段と緊迫化する可能性は残っているものの、プーチン大統領が一歩退いた姿勢を維持するようだと、売り方有利の展開か。ただ、インド新政権が金輸入規制の緩和に動くとの観測が広がり、現物需給に変化の兆しがあることで弱気ムード一色という状況にはならないだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4130円〜4300円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。ロシアと南アからの供給減少見通しが支援材料。英ジョンソン・マッセイ(JM)社によると、2014年度の世界白金需給は37.88トンの供給不足となり、前年の29.24トンの供給不足から拡大し、1975年以降、過去最大の供給不足幅となる見通し。
 南ア白金鉱山では、主要鉱山会社に対し、労働者が賃上げを求めて1月後半からスト入りしているが、解決の目処が立っていない。また、欧米による対ロシア経済制裁により同国からの輸出量が減少する可能性があることも支援材料。リサイクル回収技術の向上や鉱山会社の在庫放出が価格を抑制してきたが、下値が次第に切り上がって来ているなど基調は強く、3月10日高値(4963円)、1月21日高値(4984円)の抵抗線を上抜けば、先限5050円を視野に一段高を試す展開になると考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで4600円〜5100円。

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