東京貴金属見通し=金は戻り歩調継続か

2014/06/06 16:40:38

<金>
 今週の東京金先限は、NY金の下落を要因に下振れて始まった後、下値で買い支えられ戻り歩調で越週した。
 来週は、地合いが回復しつつあることで買い方有利で推移しそう。ユーロが5日、欧州中銀(ECB)の追加緩和策を受け急落した後、すぐに切り返し反発したことで、ドル建て金に対する下振れ懸念は後退。また、今週国内金の総取組高が増加し10万枚を回復する動きをみせ、下値が固いことを窺わせている。戻り歩調継続と読むべき状況のようだ。ただ、下振れ後の修正の範囲内と判断し、上値は限定的と見るべきであろう。
 来週の先限予想中心レンジは4040円〜4240円。

<白金>
 今週の東京白金は軟調。南アの鉱山スト終結への期待感や、対ロシア経済制裁への懸念後退を眺めた売りに下押され、5日安値4730円をつける場面もあった。しかし、白金鉱山ストを主導する南ア鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)のマサンワ代表が賃上げ要求で譲歩しない姿勢を明言したことや、欧州中央銀行(ECB)が追加金融緩和策を打ち出したことをきっかけに買い戻され、下げ幅を縮小して週末の取引を終えた。
 AMCUのマサンワ代表は、政府の調停で提示された賃上げ案の受け入れを拒否し、世界の白金生産量を40%落ち込ませている鉱山ストの終結期待を後退させた。また、米国や中国の景気回復への期待感を背景とした工業用需要の回復期待も材料に安値では買い支えられ、来週は上値を試す展開を予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで4700円〜5000円。

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