東京貴金属見通し=金は堅調推移か

2014/07/11 16:55:43

<金>
 今週の東京金先限は、下振れて始まった後、4日続伸し地合いが確りしていることを印象付けての越週となった。
 来週も堅調な動きか。ポルトガルの金融不安の報に対し、欧州市場のドル建てで瞬時に10ドル前後上昇した動きは、ゴールドが見直されている環境にあることを意味している。米金融政策をめぐる先行き不透明感も、買い安心感を誘っているため、目先の上値を試す流れは続きそう。ただ、イラクとウクライナの地政学的リスクが後退気味であることで、大幅高期待は控えるべきだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4290円〜4450円。

<白金>
 今週の東京白金は高値もち合い。需給ひっ迫見通しを背景に地合いが強く上値を試したが、先限5000円の節目を突破できず、狭い範囲での値動きに留まった。
 南アフリカ全国鉱山労組(NUM)は8日、国営電力会社エスコムに対し、非合法ストに突入する可能性があることを警告。エスコムは国内電力の95%を供給しているため、精錬所、鉱山、工場などの中核産業の閉鎖が余儀なくされる恐れがあり、精錬に電力を多く用いる白金の供給ひっ迫懸念が強まった。
 来週は大台乗せを試す動きが続き、節目を突破できれば昨年2月8日高値5300円が目先の目標値になると予想する。しかし一方で、ポルトガル最大の上場銀行バンコ・エスピリト・サント(BES)を巡る信用不安が欧州地域の経済全体に波及するならば、同地域での自動車用触媒需要の後退懸念が強まり、反落する可能性もあるため直近の動向には注意したい。
 来週の予想レンジは先限ベースで4700円〜5200円。

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