東京貴金属見通し=金、米国経済次第

2014/08/15 17:02:38

<金>
 今週の東京金先限は下振れて始まった後、米国の早期利上げ観測の後退を要因にNY金が上昇したため、概ね堅調に推移した。
 来週も、期待感から堅調推移か。地政学的リスクが燻ぶり続け下値の堅い中、注目は米国経済に移っている。今週強まった米国の早期利上げ観測の後退により、22日に予定されているジャクソンホールのシンポジウムでのイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言は、少ながらず影響を受け量的緩和終了後の利上げ時期が遠のくことを示唆すると期待されている。逆の目が出た場合は、期待は失望へと変わりドレンドを下向かせることになるだろう。
 来週の先限予想中心レンジは4250円〜4430円。

<白金>
 今週の東京白金はもち合い。ウクライナ東部への「人道支援」を巡る欧米諸国とロシア間の緊張が高まり、ロシアからのパラジウム輸出が滞る可能性があるとの懸念から、白金系貴金属(PGM)は値を引き締める場面もあった。ただ、その後は、ロシアのプーチン大統領が融和的な姿勢を示したことや、ユーロ圏諸国の景気減速懸念が足枷となり伸び悩んだ。
 欧州連合(EU)統計局が14日発表した2014年第2四半期(4〜6月期)のユーロ圏諸国の実質GDP(域内総生産)速報値は、前期比横ばいのゼロ成長。ウクライナやイラクなど各地の地政学的リスクが同地域の景気を後退させたとみられる。また、ユーロ圏が金融緩和策を継続する事で為替がユーロ安ドル高に振れていることも、ドル建て白金価格の圧迫要因となり、来週は上値の重い展開が予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4750円〜5000円。

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