東京貴金属見通し=金は乱高下か

2014/08/29 16:42:53

<金>
 今週の東京金先限は、地政学的リスクを背景にNY金が上昇したため、概ね堅調に推移した。
 来週は、乱高下か。ウクライナ東部の親ロシア派「ドネツク人民共和国」最高幹部筋は、ロシアから現役兵士を含む3000人以上が義勇兵としてウクライナ政府軍との戦闘に参加していると明らかにし、地政学的リスクが再び高まりつつある。突発的に買いが集まる局面がありそう。しかし、米経済の回復が鮮明になりつつあることで、上値では戻り売りを浴びると読む。ユーロ安・ドル高が続いていることも、ゴールドにとっては圧迫要因になりそう。地政学的リスクで買われ、米経済統計で売られる展開を予想する。
 来週の先限予想中心レンジは4200円〜4360円。

<白金>
 今週の東京白金は軟調。長期化するウクライナ情勢の緊迫と欧米による対ロシア経済制裁を背景に、ユーロ圏の経済成長が鈍化していることが圧迫材料。
 自動車の排ガス除去装置の触媒用に白金を多く用いるディーゼル車の普及率の高いユーロ圏地域の景気後退は、白金の工業用需要を減少させる。ただ、需給面では、対ロ制裁を背景に供給不足懸念が強まっている代替品として用いられるパラジウム価格が高騰している。また、南アフリカ共和国の鉱山会社はストライキの影響で悪化した経営の合理化に乗り出し、不採算鉱山の売却や編成を行っており、これが南アからの輸出減少懸念を強めているため、安値では買い拾われそうだ。
 東京市場は為替の円安ドル高にも支えられ、4800円台を維持している。200日移動平均線の水準では買い拾われテクニカル面での地合いは底堅い。一段高を試すには新規材料に乏しいが、目先は値固めを試す展開が予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで4700円〜4900円。

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