東京貴金属見通し=金は戻り売り

2014/09/05 16:44:22

<金>
 今週の東京金先限は、為替が大きく円安に振れたものの、ドル高を背景にしたNY金の下落により軟調推移を強いられた。
 来週は、戻り売り有利の展開か。買い要因となっていたウクライナ問題は、戦闘停止に向け行動計画を話し合う動きがみられ、地政学的リスクは後退しつつある。また、欧州中央銀行(ECB)による4日の追加緩和決定を受けた為替のドル高・ユーロ安の進行は、ドラギECB総裁が理事会後の記者会見で「必要があれば一段の非伝統的措置を用いることで一致した」などと述べ、さらなる量的緩和の導入に含みを持たせたことで、早期に止まることはなさそうだ。NY金の一段安が懸念される。国内金は円安が下値を支えそうだが、NY金市場から強まる売り圧力に抗し切れない局面がみられると読む。
 来週の先限予想中心レンジは4200円〜4350円。

<白金>
 今週の東京白金はもち合いの動き。ウクライナ情勢を巡る思惑と為替に振られ、2日高値4851円をつけた後は、調整主導にもち合う動きとなった。先限が4800円の節目を維持していることで地合いは底堅いものの、ユーロ圏の景気の先行き不透明感や為替のドル高傾向が相場の上値を押さえた。
 白金の工業用需要の多くは自動車の排ガス除去装置の触媒として用いられ、欧州では白金使用量の多いディーゼル車の普及割合が高く、同地域の景気後退は需要後退懸念を招く。来週は調整主導の動きのなか、上値の重い展開か。
 来週の予想レンジは先限ベースで4600円〜5000円。

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