東京貴金属見通し=米雇用統計次第の金

2014/12/05 16:58:22

<金>
 今週の東京金先限は下振れて始まった後、直ぐに切り返し年初来高値を付ける展開となった。
 来週は今週末発表の米雇用統計の数値が方向性を決めることになりそうだ。良い数値ならドル高となりNY金が下落し、国内金は利食い売り優勢となるだろう。今週の高値が今年の最高値になる展開か。予想より悪い数値となれば、NY金に買いが集まり堅調地合いを継続させると予想する。一週間のトレンドは月曜の寄り付きに決まりそう。柔軟に対処すべき局面のようだ。
 来週の予想レンジは先限ベースで4540円〜4740円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。為替の円安ドル高に支えられて週末にかけ値を伸ばし、12月5日には高値4827円を記録、9月19日以来、約2ヵ月半ぶりに4800円台を回復する場面もあった。
 4日に開催された欧州中央銀行(ECB)定例理事会では金融政策の据え置きが決定され、緩和政策の実施にともなう資金流入を期待していた買い方の手じまい売りが誘われた。ただ、ドラギECB総裁が理事会後の会見で、「来年早期に金融政策を見直す」と表明。欧州の追加緩和策が実施されれば、市場への資金流入も期待される他、ユーロ圏の景気回復による自動車の排ガス除去装置用需要の増加への思惑からの買いを集め上伸する可能性がある。しかし、短期的にはインフレ後退への懸念も根強いことで上値は限られ、来週は戻り売りの展開を予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで4500円〜4900円。

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