山内 治/アナリストの目

181ページ目のアナリストの呟きは「身を刺すヒゲだってある」
11/28/2019 3:39:00 PM


11月25日月曜の相場日記
 「東京金先限15円安、3日続落。米国債10年物の利回りが1.7台に低下しても買い気は衰え気味。また1.4とか逆イールド状態にならないかなぁ。あの時は異常だったのかな。米中貿易協議は合意成立に向けて動いているらしい。人の行く裏に道あり花の山、の格言を支えにしばらくは“先ぎりは節目の5100円割り込む水準まで下落したことで、明日は安値を買い拾う動きがみられそう”との文言推し。だってトランプ大統領が金利の頭を叩いてくれるから、2.0台は考えられない環境だもん。」

26日火曜の相場日記
 「東京金先限4円安、3日小幅続落。寄り後は下げ止まり下げ幅を縮小しての大引け。商い閑散だなぁ〜、東京は寒くなってきたなぁ〜、ヒゲ伸びないかなぁ〜。こういう薄商いが続き、間延びした状態の低金利時代の金は買い場なんだよね。10月1日や11月12日の5100円割れ後の市場も買い材料なく悲観ムードが支配していたんだよ。」

27日水曜の相場日記
 「東京金先限18円高、5日ぶりに反発。小雨曇天でも今夜は新月。“昨日が買い場だったかぁ。”結果論の呟きでも積もれば財産になることだってある、上手に投資マインドの支えに変換できればね。又聞きの話なのだが、証券会社の人員削減でアービトラージャーやヘッジャーが減り日経平均株価は一方向に振れやすくなっているのだとか。そのせいで窓を開ける機会も頻発し、場中の材料に反応すれば陽陰線も長くなり、逆反応のサインが出ればAI頼りのシステム売買がスウィッチ一つで流動性を高め、自ずと大引けでは長ヒゲを伸ばすことになるのだそうだ、昨日のように。今月21日の下ヒゲもそういうことなのだろう。Di−2で東京貴金属を見た場合、夜間取引も含まれ事情は微妙に異なるのだが、伸びたものに対しては同様のアプローチで壁や転換点と判断すべきだよね。その時を楽しみに待つとしましょうか。この話を聞いた後チャート画面を見詰めていた時、“月暦とヒゲだけで飯が食える、なんて言って投資家を誘惑するようになったら終いだけどな”と居酒屋での相場談議中、そのアナリストを真顔で諭した仲間との数年前の記憶が甦った。元気だろうか。連絡がないということは、頭の中を切り替え時代の波に乗り好成績で忙しい日々を過ごしているのだろう。ショックを乗り越え再び大波に乗る体制がやっと整い、その時を待っていることを伝えたくなった。」

28日木曜の相場日記
 「東京金先限9円高、円安を支えに続伸。トランプ米大統領が香港人権法案に署名し同法が成立、米中関係の先行き不透明感が強まったものの為替はドル高、対円で109円台半ばまで上昇した。抵抗線をブレイクしたかな。27日発表された米国の7〜9月期国内総生産(GDP)改定値が速報値から上方修正され、10月の耐久財受注額は2カ月ぶりにプラスとなったことに強く反応したみたい。米国のダウ工業株30種平均は3日連続で最高値を付け、米長期金利もやや上昇した。さあ、中国はどう出る。トランプを本気で嫌うなら、民主党と謀って膨らんだダウに針を刺せばいいだけのこと。そんなこと出来ないと考えるより、条件が揃えば出来ないわけがないと考えるべきだよね、核も株も爆弾投下はスウィッチ一つの時代なのだから。あとはそのタイミング、早過ぎると回復の機会を与えてしまう。習に自らの経済政策にも針を刺す勇気があるかも注目だね。軍資金を膨らませたアナリストはその時を待っている。」

●アナリスト紹介
 第一商品(株)フューチャーズ24、山内 治
 現在、フューチャーズ24にて、FAX・メール情報に掲載する市況作成等を担当。国際情勢を軸にした、長期的な商品分析を得意とする。「商品アナリスト(貴金属)・東京商品取引所認定」、「商品アナリスト(石油)・東京商品取引所認定」を取得。