東京外為市況=ECB理事会を控える中、123円台前半

2015/12/03 17:00:24

 3日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=123円台前半。
 良好な内容となった米雇用関連指標に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)高官による12月利上げに前向きな発言を受け、ドル買い・円売りが先行した海外市場の流れを引き継ぎ、円相場は123円台前半で始まった後、日経平均株価が軟調に始まったものの、引けにかけてわずかながらプラス圏を回復したことで、ドル買い・円売りが優勢となる場面も見られたが、今夜の欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて積極的にドルを買い進むことは手控えられ、123円台前半での推移となっている。ECB理事会では、追加金融緩和の決定が市場で確実視されており、具体的な手法やドラギ総裁の記者会見での発言に注目が集まる。市場の想定内の内容ならばユーロは主要通貨に対して買い戻されるとの見方もあるが、ドラギ総裁は『ドラギマジック』と呼ばれるサプライズ的な施策や発言で市場の期待をつなぐ傾向があり、今回も警戒が必要となりそうだ。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ