東京外為市況=日銀の決定を受け、円は乱高下

2015/12/18 17:00:52

 18日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=121円台後半。
 午前中は、日銀の金融政策決定会合の内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードが漂い、積極的な商いは控えられて概ね1ドル=122円台半ば付近でもみ合い。午後に入ると、日銀が金融政策決定会合で量的・質的緩和の補完措置導入を決定し、これを受けて急速に円安・ドル高が進んで一時は同123円台半ばまで円は急落。しかし円売りが一巡すると、日銀の決定は「あくまで補完措置にすぎない」との見方が広がったことから一転して円買い・ドル売りが殺到。日経平均株価も日銀の決定直後は大幅高となっていたが、その後大幅安へと転じたことも円買いの流れを加速させ、同121円台後半での取引。ドル・円相場は全般的に、日銀の決定に左右され乱高下の激しい相場展開となった。

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