東京外為市況=円相場は一時116円台後半

2016/01/18 17:00:36

 週明け18日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=117円台前半。
 前週末の海外市場では、低調な米経済指標に加え、欧米の株式市場の大幅下落を受けて、投資家のリスク回避姿勢が強まり、円買い・ドル売りが優勢となった。東京市場はこの流れを引き継いで1ドル=117円付近で始まった後、東京株式市場の下落を眺めて円買いが優勢となり、116円台後半で推移する場面がみられた。しかしその後、東京株式市場が下げ幅を縮小したほか、中国・上海総合指数が底堅く推移したことで、117円台前半まで円安方向に切り返す展開となった。日銀の黒田総裁が支店長会議で「量的・質的緩和は所期の効果を発揮している」との見方を示したが、市場の反応は限定的にとどまった。

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